商品開発ストーリー/DEVELOPMENT STORY

商品開発ストーリー

ホーム > 商品開発ストーリー

商品開発ストーリー

#01 USB HUB テープディスペンサー

私達は今まで世の中に無かった価値を創造したかった。
世の中はIT化の流れでソフトや技術の世界は日進月歩の変化である。
にも関わらずステーショナリーやPCアクセサリーは現状の域を脱していないのではないか。それは一種の焦りとも似た混沌とした状態だったと記憶している。
2006年私達の”デジタルステーショナリープロジェクト“が始まったのはそのような時である。
デスクトップ、ノートブックに関わらずデスク上に様々なUSBコードが露出してしまうのは仕方が無い事なのか?左から右から所構わず不機嫌に飛び出しているコードを1カ所に整理出来るようなアイテムはないのだろうか。 どれだけデジタルが発達しても、けっしてすたらないアナログ製品が有る。それら文具の定番品は、機能的で質素で堅実。

商品開発ストーリーデジタル機器の便利さとアナログステーショナリーの融合、“デジタルステーショナリー”第一号、テープディスペンサーUSBハブの誕生である。
テープディスペンサーは、ヨーロッパはドイツのPSIショーで発表されるや否やユニークな製品として業界にセンセーショナルを巻き起こした。
ドイツを始め、フランス、オランダ、スペイン等ヨーロッパを始め、アメリカや世界各国からの注文が始まったのである。

商品開発ストーリー 開発の初期から最後まで一貫して貫かれたコンセプトは、使う人々が長期間に渡って使用出来るような実用的な耐久性、主張し過ぎずPC主体の生活や仕事をバックアップするような充実した機能性である。
テープディスペンサーのフロント部分に配置した、1口USBポートはフラッシュメモリーの頻繁な使用を想定したものであり、横ラインに真一文字に取り付けられたLEDインジケーターは、この製品が持っている機能をアピールすると共に、デザインとしても象徴的な役割を担っている。快適なビジネスシーンを創造したいという思想が機能となりデザインとなったのである。

不規則に出ているUSBコードの流れを規則正しく、使いやすい流れにする為に3口のUSBポートを後部に配置した。左からでも右からでも、ユーザーがご使用になるPCの方向は様々である。「全てのPCで快適に使用したい」、そのような想いを実現する為に、180度回転USBポート機構を自前で開発設計するに至ったわけである。
回転USBポートの開発で最も困難だったのは、好きな方向に快適に向ける事ができると共に、ある程度の位置でUSBポートを止める機構や、それらの動きを長期に渡って支える耐久性である。この小さな機構は設計と試作を幾度となく繰り返し最適な構造と材料を選び出した。
内部はUSBハブの機能に使用するリード線やPCB基盤の配置が必用である。テープディスペンサーとしての本来の働きの為には、ある一定の重量が必用である。ある機能の為に、別の機能を殺すような事はできない。日常のテープディスペンサーの使用にも十分耐えるように内部には比重の高い金属製のウェイトが仕込まれているのである。
充実した機能だけではなく、鏡面仕上げで精細に磨き込まれた極上の金型にて射出成型したアクリル板は、両側に装着しカラフルでスタイリッシュな外観を実現した。デザインの幅を拡げ裏側から1枚1枚丁寧にシルク印刷を施す手法により、多色展開ができ、ユーザーの選択肢を拡げる事が可能になった。機能表現だけでの価値ではなく様々なオフィスファニチャーに自然と溶け込み、ビジネスシーンを豊かにするものになたったのではないだろうか。
50個を超える部品をひとつずつ丁寧に組立てて行く。配送時の安全性を考慮した包装パッケージに梱包された製品がユーザーの手元に届くまでには、プロジェクトに関わる数百人の知恵と努力が込められているのである。
言葉が通じなくても海外の展示会で製品を見た時に発せられる驚きや笑顔、この表情が見たくて、苦しい開発期間を乗り切ったのだと報われる一瞬である。
世界中の異なる国々で、異なる人種が、異なるオフィスでご利用頂くなんて、想像しただけで楽しくなるでしょう?

開発担当プロデューサー